防犯カメラ映像の警察への提供
(問題点)
マンションの近隣で事件が発生しました。警察から防犯カメラの映像提供の依頼がありましたが、そのまま応じて問題ないですか。

(解決の糸口)
近隣で事件が発生すると、居住者も不安を覚えることがあるでしょう。しかし、防犯カメラの映像といえども、プライバシーや肖像権に関するものが含まれているケースがあり、むやみに提供してはいけません。個人からの提供依頼は断りましょう。ダミーのカメラであるといえば断りやすいでしょう。どうしてもという場合でも、いったん警察に相談してもらい、警察の方と一緒に来てもらいましょう。個人からの依頼に対応するため、防犯カメラ映像開示請求書を準備しておくとよいと思います。主に以下の内容を記載してもらいましょう。
- 請求者情報(住所・氏名・電話番号)
- 閲覧画像の範囲(場所、時刻)
- 閲覧の目的・理由
また、警察からの依頼であっても、相手が本当に警察かどうか確認する必要があります。必ず捜査関係事項照会書を提示してもらってください。