設計監理方式におけるコンサルティング会社への依頼事項
(問題点)
大規模修繕工事にあたり、設計監理方式を採用したいと考えていますが、コンサルティング会社に依頼する業務にはどんな内容がありますか。

(解決の糸口)
設計監理方式における大規模修繕工事を実施するにあたり、コンサルティング会社に依頼する業務を事前をすり合わせておくことは非常に重要です。業務項目が多くなれば金額も高くなる可能性がありますが、管理組合にとっては十数年に一度の出来事であるのに対し、コンサルティング会社は多くのマンションでの事例に精通している専門家ですので、彼らの知見を最大限に活かすことは大規模修繕工事の成功には欠かせないと考えます。
以下のような業務を想定し、複数のコンサルティング会社にヒアリングや見積もりを依頼してみましょう。
1.建物や設備の劣化状況の事前診断
2.居住者要望事項のアンケート調査
3.補修、改良方法の提案
4.工事計画書、基本設計、詳細設計の作成
5.工事概算金額の算定
6.工事スケジュールの作成
7.施工業者選定業務の補助
8.管理規約等関連部分の見直し
9.管理組合内合意形成のサポート
10.理事会・大規模修繕委員会への出席
11.工事監理業務
12.大規模修繕工事後の長期修繕計画の見直し