マンション管理 駆け込み寺
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役員の守秘義務

(問題点)
 管理組合の役員には守秘義務があるのでしょうか。

(解決の糸口)
 守秘義務があるのは当然のことです。
 管理組合の役員となると、居住者の住所・氏名といった固定的な個人情報だけでなく、特定の居住者が事件・事故に関連しているといったような情報を耳にする可能性があります。
 これらの情報を外部に漏らすと守秘義務違反にありますし、プライバシーの侵害ということで不法行為責任を負う可能性もあります。
 区分所有法第28条では管理者の権利義務は委任の規定に従う、とされており、民法第644条にて、受任者には善管注意義務があるとされています。この善管注意義務の中に、職務上知りえた情報を漏らさないという守秘義務が含まれることになります。

(区分所有法第28条)
 この法律及び規約に定めるもののほか、管理者の権利義務は、委任に関する規定に従う。

(民法第644条)
 受任者は、委任の本旨に従い、善良な管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う。

 条文上の管理者は、狭い意味では管理組合での理事長を指しますが、ここでは管理組合の運営に関わる役員(理事および監事)を指していると考えた方が無難でしょう。

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