大規模修繕工事着手金の保全について
(問題点)
大規模修繕工事費用の一部を着手金として前払いする予定ですが、前払い金の保全が心配です。

(解決の糸口)
大規模修繕工事は建築資材を事前に準備する必要もあり、ある程度の前払金がないと施工業者も工事を進めることが困難です。しかしながら前払金を支払ったものの、施工業者が倒産でもしたら予定されていた工事もできないことになり、大変な問題となります。
施工業者を選定する段階で、そうしたリスクも考慮して経営基盤の安定している会社を選ぶことは重要ですが、財務諸表などを確認したとしても、絶対に大丈夫だとは言い切れないでしょう。
そこで、大規模修繕工事代金の保全には、工事完了制度や瑕疵保険を契約前に利用してはいかがでしょうか。