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大規模修繕工事着手金の保全について

(問題点)
 大規模修繕工事費用の一部を着手金として前払いする予定ですが、前払い金の保全が心配です。

(解決の糸口)
 大規模修繕工事は建築資材を事前に準備する必要もあり、ある程度の前払金がないと施工業者も工事を進めることが困難です。しかしながら前払金を支払ったものの、施工業者が倒産でもしたら予定されていた工事もできないことになり、大変な問題となります。
 施工業者を選定する段階で、そうしたリスクも考慮して経営基盤の安定している会社を選ぶことは重要ですが、財務諸表などを確認したとしても、絶対に大丈夫だとは言い切れないでしょう。
 そこで、大規模修繕工事代金の保全には、工事完了制度や瑕疵保険を契約前に利用してはいかがでしょうか。

  1. マンション大規模修繕工事完成保証制度
    マンション大規模修繕工事完成保証制度は、施工業者の倒産などによる工事中断など、万が一の際に対応し、工事現場や工事会社の状況を確認し代替施工に向けて工事完成保証の手続きを行います。詳細は、こちらを参照ください。
  2. 大規模修繕工事瑕疵保険
    保険の対象となる大規模修繕工事において工事を実施した部分に瑕疵があった場合に請負人である修繕工事業者(被保険者)が発注者に対して瑕疵担保責任を負担することによって生じた損害について保険金が支払われます。詳細は、こちらを参照ください。

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