修繕積立金の目安はどれくらい?
(問題点)
修繕積立金の目安はどれくらいでしょうか。

(解決の糸口)
修繕積立金を適正に設定することは、計画的な大規模修繕工事のためには必要不可欠です。長期修繕計画の最終年にも残高が黒字になっていることが重要ですが、毎月の支払額の目安については、国土交通省が平成23年4月に発表した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の6ページを参考にしてみてください。(以下に一部を抜粋します。)

これによると、1戸1月あたりの修繕積立金の目安(Y)は、以下のようになります。
(算出式) Y=AX
A:専有床面積当たりの修繕積立金の額(表の平均値)
X:購入予定のマンションの専有床面積(㎡)
ただし、これは機械式駐車場考慮に入れていない場合です。機械式駐車場の修繕費を駐車場使用料収入から賄っていない場合は、月額6000円~14000円程度の加算が必要となります。(機械式駐車場の種類によって異なります。)
なお、新築マンションの場合、マンション販売戦略から月々の家計への負担を下げるべく、修繕積立金が大幅に安くなっているケースがあります。本当にそれだけの金額しか積み立てていない場合は、早々に修繕積立金の値上げが必要となりますが、たいていのマンションでは、初期の修繕積立金を安く抑える代わりに、一時金として修繕積立基金を設定している場合があると思います。この場合は若干計算方法が変わります。個別具体的な計算となりますので、詳細はオフィスJYCに問い合わせください。