今後ITを活用した総会のメリデメ
(問題点)
今後、区分所有法や標準管理規約が整備され、ITを活用した集会(総会)が開催されることになると思いますが、そのメリットとデメリットを教えてください。
(解決の糸口)
メリットは主に下記が挙げられます。
(1)コロナ禍の感染防止 | ITによるオンライン総会は、組合員間の接触機会が減りますので、新型コロナウイルスによる感染防止効果があります。また会場確保もこれまでよりは容易となります。 |
(2)総会出席者の拡大 | これまでスケジュールが合わず出席を断念していた組合員が参加することにより、管理組合活動への関心が高まり、マンションの資産価値向上に繋がります。 |
一方で、デメリットは下記のようなものが挙げられます。
(1)世代によるIT格差 | 最近は多くの世代にITが活用されていますが、それでもITに詳しくない高齢者などにはハードルが高いと感じられ、逆に総会への出席を断念することにもなり兼ねません。その場合、オンラインとリアルの併用型を検討したほうがよいです。 |
(2)IT環境整備 | オンラインリアル併用型の場合はリアル開催場所での環境整備が必要です。(ネットワーク回線、集音マイク、プロジェクター等)また、各組合員においてもオンライン会議ができない場合、新たにPCなどを準備する必要があります。 |